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TOEIC800点超えは難しくない!4カ月で500点台から800点を超えた勉強法2

2018年4月3日

「TOEIC800点超えは難しくない!4カ月で500点台から800点を超えた勉強法1」では、TOEICのリスニングパートの勉強法をご紹介しました。今回は、リーディングパートのスコアを伸ばすための勉強法をご紹介します。

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リーディングを伸ばすための基本的な考え方


前回のコラムでも書いたのですが、TOEICのスコアアップ「だけ」を目的した勉強は個人的にはおすすめしません。TOEIC対策に特化した勉強だけだと、モチベーションが続きにくく途中で挫折しやすいからです。

英語に限らず語学は、毎日何時間も机に向かうのではなく、生活の中に英語を取り入れることで、自然に英語力を伸ばしていくのが理想だと思います。

それでは、前回のコラムと同じく、TOEIC500点台(英検2級程度、高校卒業程度)の英語力がある方におすすめの勉強法をご紹介します。

 

TOEICのスコアアップのためにTOEICを受ける


最初にTOEICのリーディングスコアが伸びない原因と考えてみましょう。

①TOEICの問題形式に慣れていない。
②単語や文法がわからず、英文の意味が理解できない。
③制限時間内に解き終わらない。

多くの人が上記のいずれかにあてはまるのではないでしょうか。

「①TOEICの問題形式に慣れていない」ですが、どの様な試験なのかを知らないままでは、良い成績を残すことはできません。個人的にはTOEIC対策に特化した勉強はおすすめしていませんが、試験である以上は、一問当たりの解答時間の目安などを把握しておく必要があります。

問題集を買って、自分で時間を図りながらやってみるのでも良いと思いますが、TOEICは試験時間が2時間と長いので、自宅で本番と同じように集中して解くというのはなかなか難しいのではないでしょうか。

一番良いのは自分が点数を取りたいという時期の試験準備として、本番の試験を受けることです。例えば、6月の試験で800点を目指すのであれば、3月、4月、5月の試験をスコアにこだわらない練習として受けてみるという感じです。

マラソンの川内優輝選手は、本命の大会ではなくても練習代わりに大会に出場することで知られていますがそれと同じですね。

この方法は費用がかかってしまうがデメリットですが、現時点の自分の英語力がわかるとともに、試験の結果を見て次はどうすれば良いのかを振り返ることができます。

もし、TOEICの団体受験を行っているという企業であれば、受験料の補助などがあるかもしれません。悪いスコアが出たらどうしようとか悩まず、積極的に受験をしてみることをおすすめします。団体受験だから点数が低いことを人事や上司などに知られたくないなど気に必要はありません。TOEICのスコアが悪いからといって人事や上司が叱責をしてくることが考えられるでしょうか。スコアがよい場合には褒められる(かもしれない)、そうではければ何もないのが普通だと思います。

TOEICのスコアは、試験になれるだけでかなりアップするので、1回目が低くても全く問題ありません。6月の試験が本番だからそこまでは、試験を受けないで、ひたすら勉強という完璧主義の人の方が要注意です。

合格のために暗記が必要な試験であれば、時間が確保できず試験範囲を網羅できていないから、今回は受けないということはあり得ます。ただし、TOEICは暗記をしてスコアを取るのではなく、限られた時間に正確に解答できる瞬発力があるかどうかが問われるスポーツに近い試験だと考えます。

スポーツであれば、基礎練習だけでいきなり本番に挑むことはありません。練習試合を重ねていくことで、本番で実力を発揮できるようになるはずです。英語の瞬発力を付けるため、積極的に試験を受けに行くことをおすすめします。

 

単語や文法だけでは英文は読めない


それでは、TOEICのリーディングパートのスコアを伸ばすためにおすすめの勉強法です。TOEICのスコアが伸びない原因は、「②単語や文法がわからず、英文の意味が理解できない。」「③制限時間内に解き終わらない。」であると書きました。

その対策として一番良いのは好きな洋書などで英文を繰り返し読むことです。本を読むことで、自分が知らない単語や苦手な文法を減らしていくことができ、リーディングスピードも確実に向上するからです。

私は、英語学習に取り組み始めた時は、まずは単語を増やさないといけないと考え単語帳でひたすら暗記。文法も理解をしていないといけないということで、英文法の参考書でS+V+O(主語+動詞+目的語)のパターンなどを暗記することを繰り返していました。

その後、自分の英語力を確認しようと、簡単な洋書を読んでみたり、英検の英文の読解問題に取り組んでみたのですが、ほとんど読めずに終わってしまいました。それは、自分の知らない単語や文法で書かれている箇所があると、その文章の意味が解らなくなり、それが積み重なることで、全く何を書いているのか理解できなくなってしまったからです。

学校の単語や文法のテストの様に、あらかじめ出題範囲が決まった問題を解くのであれば、単語や文法の勉強だけでも対応できます。しかし、世の中にある無数の英文で、自分の知っている単語や文法だけで構成されたものに出会うことはまずありません。

わからない単語や文法があったとしても、英文全体の意味を理解できるようにならなければいけません。

 

リーディングには、英文をたくさん読む


リーディング力を伸ばすのには、最初に単語や文法を学んでから英文を読むという流れではなく、とにかく英文を読んでみてわからない単語や文法を後で調べるようにすることが有効です。

今はお金をかけなくてもインターネットで英文を簡単に読むことができます。好きなスポーツ選手の記事などをアメリカのメディアのサイトで毎日読んでみるのはどうでしょうか。自分があらかじめ知っていることが多い内容であれば、比較的簡単に英文の意味を理解できるはずです。

注意して欲しいのは、自分ができるだけストレスを感じないレベルの英文を読むようにすることです。知らない単語ばかりで、一行毎に辞書を調べないといけない英文を読むのは苦痛にしかなりません。

メディアのサイトはハードルが高いという人は、児童書から始めるのがいいと思います。それも難しいという場合は、日本のおとぎ話(桃太郎など)の英訳版などであれば、ストレスなく読めるのではないでしょうか。

慣れてきたら、日本語訳版のある洋書にトライしてみてください。最初に日本語版を読んで、その後原文を読むという進め方でOKです。最初に日本語を読んだら意味がないのではという人もいるかもしれませんが、英文を短い時間で通読できるようになるための練習なので問題ありません。

 

まとめ


リスニングと同じく、リーディング力を伸ばすのに必要なのは、毎日、飽きずに続けるというモチベーションだけです。ストレスを感じてしまうと挫折をしやすいので、最初は児童書など簡単と感じるレベルから始めるのをおすすめします。

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