グローバル化が進み、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。世界のトップを走っていた日本の大手メーカーは、中国・韓国等のライバルにシェアを奪われ衰退傾向にあります。最近では、製造現場での品質管理の問題が次々と明らかになり、高品質とうたわれていた「日本製」への信頼は低下しています。
国内市場に目を向ければ、人口減少により市場が縮小していくことが明らかです。新しい可能性にチャレンジをせず、これまでと同じ事業を継続することを選んだ企業は、市場と同じように縮小するしかありません。
日本企業に逆風が吹く中、今必要とされるのが、既存の企業文化に満足せず組織改革を進め、海外に目を向けて新しい事業の可能性を切り開いていくことができる人材です。
グローバルリーダーシップ研修では、リーダーシップの2つの要素である「今後の方向性の提示」と「関係者の巻き込み」に加えて、「立脚する価値観」を習得することで、自社を成長に導くことができる真のリーダーを育成します。
グローバルリーダーシップ研修の対象者
・海外進出中の企業の事業責任者の方、管理職の方、管理職候補の方
・海外進出を検討している企業の事業責任者の方、管理職の方、管理職候補の方
グローバルリーダーシップ研修の目的
・リーダーシップについて理解し、リーダーとして適切な行動が取れるようになる。
・自らと異なる価値観を有する人たちに対して、リーダーシップを発揮し、動かしていくことができるようになる。
■グローバルで活躍するリーダーに求められるリーダーシップの全体像
企業が厳しい競争の中で勝ち残るためには、世界で通用する「リーダーシップ」を持った真のリーダーとなりうる人材を育成することが不可欠です。
コンピテンシーコンサルティングは、「リーダーシップ」には2つの要素があると考えています。一つは、「自らの組織の課題解決の方向性を示すこと」。もう一つは、「その方向性の実現に向けて関係者(上司・同僚、関連部署、顧客)を巻き込み、動かしていくこと」です。
本研修では、実在の企業の具体的な課題の解決策を検討し、その解決策を実行するためにどの様に関係者を巻き込むのに必要なスキルを習得します。
さらに、グローバルで活躍するリーダーとなるために「価値観」についての理解も深めます。優秀なビジネスパーソンになるためには、「自らの価値観を認識し上手く管理をすること」が必要です。海外で事業を行うためには、自らと異なる価値観を持つ人たちに対しても、リーダーシップを発揮をしなければなりません。
そのためには、自らと異なる価値観を認め、他者と自分の違いを認識することが重要です。そして、置かれた環境に適応したリーダーシップのスタイルを取ることが不可欠です。ワークショップやケーススタディーによって、自らの持つ価値観についての認識を深め、グローバルで通用するリーダーシップの実践方法を身に付けていきます。
コンピテンシーコンサルティングが、これまでに数多くの企業の管理職育成に携わってきたノウハウを活用し、グローバルで活躍できるリーダーの育成を実現いたします。
グローバルリーダーシップ研修では「今後の方向性の提示」「関係者の巻き込み」「立脚する価値観」をテーマに、グローバルで通用するリーダーシップの実績方法を習得します。
1.リーダーシップとは
最初に参加者である管理職の方が目指すべきリーダーシップについて明確にしていきます。リーダーシップの2つの要素、リーダーが求められる背景、管理職とリーダーの違いなど、リーダーシップについて学びます。
■リーダーシップの2つの要素
ワークショップでは、良いリーダーと悪いリーダーの特徴について考えます。
2.今後の方向性の提示
リーダーシップの2つの要素うちのひとつ「今後の方向性の提示」について学び、すぐに実践するワークショップ主体のプログラムです。
ワークショップでは、会社や組織が直面をしている数多くの問題の中から、自らがリーダーシップを発揮して解決に取り組みたいと考える問題がどれであるのかを検討します。そして、その選択した問題の解決策を立案していきます。
※ワークショップの題材はお客様と事前に協議の上、決定いたします。
解決策の立案にあたっては、ただ思いつくままに考えるのではなく、「問題の抽出」→「問題の分類」→「重点テーマの選択・評価」という問題解決の手順に沿って検討を行います。
このワークショップを通じて、参加者が自らが中心となって会社や組織が直面する問題を解決していくという意識を持つようになるとともに、問題解決のスキルも習得することができます。
3.関係者の巻き込み
いくら優れた解決策を検討したとしても、それを自分ひとりで実行することはできません。自らが立案した解決策の実行に移すために、関係者(上司・同僚、関連部署、顧客)の納得をどの様に得るのかについて学びます。
また、自分や関係者の強み・弱みなどを振り返るワークショップなどを通じて、優秀なリーダーとなるためには、どの様なリーダーシップ・スタイル取るべきなのかを考え、それを実践に移すようにしていきます。
4.立脚する価値観
価値観は、物事を判断する時の基準となるものです。価値観は個人それぞれに違うものですが、生まれ育った環境や受けた教育で形成され、国の文化や習慣、歴史的背景の影響も大きいといえます。
リーダーとして事業を成功に導くためには、自らと異なる価値観を持つ人たちを動かしていく必要がありますが、海外では自らの価値観で物事を推し進めても、相手の納得を得ることは極めて困難です。価値観が異なる人たちに対して、自らの価値観を基準に物事を推し進めようとしても、相手を納得させることはできないからです。
価値観が異なる人たちを動かすためには、相手に合わせて自らのリーダーシップスタイルを変えていくことが有効です。相手との関係を構築するために長い時間をかけるのか。自らがリーダーとして手本を見せていくのか。これが正解という答えはありません。
本研修の中では、リーダーシップスタイルの自己分析を行い、価値観の異なる人たちを動かすアプローチを実践できるようにしていきます。
コンピテンシーコンサルティングのリーダーシップ研修には以下の特徴があります。
1.単なる知識の習得にとどまらない実践的な内容
講師が一方的に講義を行い「リーダーシップとは何か」といった内容を学ぶだけの研修では不十分であると弊社は考えます。そもそもリーダーシップは講義主体のプログラムを聞いているだけで身に付くものではありません。
弊社では、グローバルで活躍するリーダーとなるためには「今後の方向性の提示」「関係者の巻き込み」「立脚する価値観」の3つを習得する必要があると考えます。本研修では、ワークショップやケーススタディーを中心とした実践型のプログラムを通じて、リーダーシップの3つの要素を持ったリーダーとなるために必要なスキルを伸ばしていきます。
弊社の研修プログラムは、実際に考えながら手を動かし、他の参加者と考えを共有する多数の「ワークショップ」を取り入れています。本研修の「ワークショップ」の中では、会社や組織が直面する具体的な問題の解決策の立案に取り組み、経営者の方や他の参加者の方に今後の方向性を提示します。
単なる研修の中のワークショップで完結するのではなく、自らが立案した実際に会社や組織が直面する問題の解決策を、経営者の方や他の参加者の方に示すことで、自らが中心となって会社や組織が直面する問題を解決していくというリーダーの意識を強く持つようになっていきます。
2.経験豊富なコンサルタントが講師をつとめます
弊社は、コンサルティングファームとして多数の企業の問題解決に取り組んできた実績があります。現役のコンサルタントである弊社の講師が、貴社の管理職の問題解決スキルの定着を支援いたします。
また、弊社はそれぞれの管理職の方のレベルに合わせたきめ細かなフォローアップを得意としています。本研修に加えて、個別の管理職の面談時の具体的な改善ポイントの指摘など、個別指導の対応も可能です。貴社の全ての管理職の評価スキルの向上を支援いたします。
3.英語での研修にも対応いたします
本研修は日本語だけではなく、英語で実施することもできます。研修全体ではなく、一部のワークショップのみを英語で実施する等の対応も可能です。お気軽にお問い合わせください。
本サービスでは、研修の実施前に、貴社の担当者の方と弊社の研修講師による事前打ち合わせを行います。貴社の経営戦略や人事の仕組みに関する理解を相互に深めながら、貴社に必要な研修プログラムを設計したうえで、研修を実施し、グローバルリーダーとなるために必要なスキルの習得に結び付けます。
参加者の方への個別指導のご希望の有無などのご確認をしながら、貴社に最適な研修プログラムを作成いたします。
※研修の実施までに数回の打ち合わせが発生いたします。研修の実施ご希望日より少なくとも1ヵ月程度の余裕を持ってお問い合わせください。
※カスタマイズを行わず、弊社の標準的な研修プログラムで実施することも可能です。
お問い合わせ・ご相談はこちら 本サービスに関するご質問、詳しい説明のご依頼等に関してましては、 Mail : info@competencyconsulting.com ※問い合わせフォームからのご相談は下のお問い合わせボタンよりお願いいたします。 |