Problem Solving
役割等級制度(ジョブ型)を活用したい
- 経団連が推奨してジョブ型人事制度を導入する企業が増えています。ジョブ型人事制度は、欧米で一般的な職務等級制度と日本
独自の役割等級制度があります。どちらの制度でも根幹には、ジョブ(仕事)がありますが、弊社では、「仕事基準」と言い換えてい
ます。
- 「仕事基準」とは、効果的な組織構造の下、仕事の責任の重さ、仕事の出来栄え、仕事の価値への対価、仕事に必要な要件な
ど、仕事中心で社員の等級・評価・報酬などを決めていくことをいいます。年齢、性別、国籍などの個人の属性は関係がなく、すべ
てが「仕事基準」で検討され、判断され、運用されることになります。
- 上記の内容を読めば、仕事基準の人事制度は、ほぼどの会社にも問題なく導入できそうに思えますが、仕事(ポジション)の中身
をしっかり見ていき、①社員の等級とポジションにずれないようにすること、②無駄なポジションをつくらないことが、大前提となりま
す。
- 弊社は、2つのジョブ型人事制度のうち「役割等級制度」を推奨しています。新卒一括採用・社内教育・内部昇格・終身雇用を基本
とする日本企業には、組織階層に近い形で等級を分け、全社共通で役割を定義し、社員を格付けした方が、公平性が高いとみなされ
やすいからです。また、シンプルでわかりやすいので、人材育成や評価に活用しやすくなるからです。
- 弊社は、等級定義書、評価シート、昇給ロジックなどの設計だけでなく、2つの大前提に対応するために、組織構造の見直し、社員
の再格付け、社員の給与の移行など、難しい導入部分でもしっかり支援をいたします。